岐阜大会は第9日の28日、岐阜市の長良川球場で決勝があり、中京が大垣日大に逆転勝ちし、14年ぶり6回目の夏の覇者となった。大垣日大も九回に粘ったが及ばず、2年ぶり4回目の優勝はならなかった。中京は8月7日に兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開幕する全国選手権大会に出場する。
(2016年7月29日付 朝日新聞デジタルより引用)
第98回全国高校野球選手権岐阜大会最終日は28日、岐阜市の長良川球場で決勝を行い、中京が3―2で大垣日大を破り、14年ぶり6度目の甲子園出場を決めた。
大垣日大が一回1死一、三塁から宮坂元規のスクイズで先制。中京は三回2死二、三塁から北川竜之介の適時2塁打で2点を挙げ、逆転した。五回には1死一、二塁から吉位翔伍の右前適時打で追加点を奪った。
中京は、4回戦で昨年覇者の岐阜城北に6-4で勝利するなど、勝負強さを発揮して決勝に進出。今井順之助や吉位ら強打者を擁している。
大垣日大は好調打線を武器に決勝まで圧勝の連続で勝ち上がった。準決勝ではエース石川隼也が投打ともに活躍。大会注目左腕の松向輝擁する市岐阜商に6-0で勝利し決勝に駒を進めたが、甲子園出場はならなかった。
(2016年7月28日付 岐阜新聞webより引用)
第九十八回全国高校野球選手権の岐阜大会は八日目の二十七日、岐阜市の長良川球場で準決勝二試合を行った。中京が長良に、大垣日大が市岐阜商にいずれも完封勝ちし、決勝進出を決めた。
中京は古田が被安打1の快投で、優勝した二〇〇二年以来、十四年ぶり九度目、終始優位に試合を進めた大垣日大は、二年ぶり五度目の決勝進出となった。
決勝は二十八日午後一時、長良川球場で行われる。
◆中京が終始主導権
投打がかみ合った中京が主導権を放さなかった。
中京は四回に吉位の右越え本塁打で先制。八回は1死一塁で、再び吉位が本塁打を放ちリードを広げた。古田は1安打、打者二十七人で抑える快投。
長良は打線が沈黙。一回に大野が左前打で出塁したが、けん制死。粘投の広瀬を援護できなかった。
◆均衡を破る本塁打 中京・吉位選手
中京四回の攻撃は2死、走者なし。大会屈指の強打者で四番の今井順之助選手(三年)が、一ゴロに倒れた直後の場面だ。高い攻撃力を誇る中京打線だが、試合巧者の長良の前にここまで無得点に抑えられている。
「順之助が打てない時こそ自分が打たなくては」。打席に入った吉位翔伍選手(同)は、初球のボールを見逃した。この前の第1打席、中飛には打ち取られたが、6球を投げさせ、相手投手の球筋を見ている。
そして2球目。鋭いスイングで打った瞬間「入る」と手応えを感じた一発は、決勝の本塁打となる。八回には、四球で出た今井選手を一塁に置いて初球を一振り。2点本塁打となり、粘る長良を突き放した。
昨秋からスタメン入りし、五番を任されることが多い。「前に順之助がいて、後ろには平(秀匡選手)がいる。自分は安心して、いつも気楽にバッターボックスに入れます」
橋本哲也監督が「ミート力と長打力がある」と信頼する五番打者。仲間の力を信じて打席に立ち、全得点をたたき出した。橋本監督も「相手投手の低めの変化球を見極めて、よく2本打ってくれた」とたたえていた。
(2016年7月28日付 中日新聞CHUNICHI Webより引用)
27日、長良高校は長良川球場第1試合で中京と対戦し、0−3で敗れた。
長良は、先発投手の廣瀬が、準々決勝の県岐阜商戦につづき丁寧なピッチングで中京打線に臨んだが、4回と8回に5番打者の吉井にホームラン2本を打たれ3失点。攻撃では、中京の先発投手・古田を最後までとらえることができず、1安打で完封された。
高校名 | 1回 | 2回 | 3回 | 4回 | 5回 | 6回 | 7回 | 8回 | 9回 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
中京 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 3 |
長良 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
第2試合では、大垣日大が6−0で市岐阜商を下し決勝に進んだ。明日28日の決勝は、中京と大垣日大が甲子園出場を懸けて対戦する。
(2016年7月27日 事務局)
24日の準々決勝で勝利したシード4校の主将が会場に到着した順に予備抽選でくじを引く順番を決めた上で、本抽選のくじ引きで組み合わせを決定した。
長良と中京は昨秋と今春の県大会準々決勝で対戦し、いずれも中京がコールド勝ちを収めた。長良は準々決勝の県岐阜商戦でも展開した「足」とバントで相手守備をかき回す野球で、今大会屈指の強打を誇る中京への雪辱をめざす。
大垣日大と市岐阜商の対戦は、公式戦では2013年の岐阜大会決勝以来となる。その試合では大垣日大が勝ち、甲子園出場を決めた。市岐阜商の二枚看板の投手陣と、今大会で強打を見せつけている大垣日大の打線との攻防が見どころとなる。
準決勝を前に、4強の主将にチームの特徴や対戦相手の印象を聞いた。
■リベンジの気持ちで 長良・老田智貴主将
中京は今井君を中心に打力が強いイメージ。秋と春の県大会で負けているので、リベンジの気持ちがある。ここで戦えてうれしい。最少失点に抑えて我慢して守ることを心がける。バントや盗塁でしぶとくつなぎ、1点ずつ取っていきたい。
■100%を出して勝つ 中京・平秀匡主将
長良のエース広瀬君は変化球のキレもあって、真っすぐも速い。振り負けないように気をつけたい。打線はまだ70%。もっと点が取れるし、打撃の良さを見せられていない。選手たちは修正能力が高いので、次の試合では100%を出して2ケタ得点で勝つ。
■「一戦必勝」の思い出 大垣日大・湯口郁実主将
市岐阜商は好投手を中心としたチーム。ボール球に手を出さず、見極めを大切にしたい。昨夏の準決勝で負けてから「一戦必勝」の思いで毎試合決勝の気持ちでやってきた。自分たちの野球をすれば、うちの打線が負けることはない。
■自分たちのペースで 市岐阜商・林佑樹主将
大垣日大の打線は脅威だし、投手も豊富で簡単には勝てない。主将の湯口君は経験値が高い。大舞台で強いと思うので警戒している。でも、うちの松向ら投手も負けていない。自分たちの「粘る野球」のペースに持って行ければ勝てる。
(2016年7月26日付 朝日新聞デジタルより引用)
◆準決勝組み合わせ 長良ー中京、大垣日大ー市岐阜商
第98回全国高校野球選手権岐阜大会の準決勝組み合わせ抽選会が25日に行われ、長良は中京と対戦することになった。
試合は、27日(水曜日)、長良川球場の第1試合、午前11時30分から試合が始まる。第2試合は、大垣日大ー市岐阜商(同日午後14時開始)に決まった。
(2016年7月25日 事務局)
長良は先発広瀬の熱投で春の県王者を破り、18年ぶりの4強を決めた。
長良は二回、1死二、三塁から今村のスクイズで先制。同点で迎えた六回には老田のスクイズで勝ち越し、八回に老田の2点適時打でリードを広げた。
県岐阜商は六回、酒井田の適時二塁打で同点としたが、継投実らず、打線もつながりを欠き、九回の猛追もおよばなかった。
○長良・矢野陽祐監督 村橋君の対策としてボールになる変化球をしっかりと見極めることを選手に求めた。(2度のスクイズや重盗など)相手にダメージが残る攻撃が実践できた。
(2016年7月24日付 岐阜新聞webより引用)
今春の東海大会準優勝の県岐阜商は24日、岐阜大会準々決勝で長良に敗れ、8年連続の4強入りを逃した。先発の村橋は1年先輩の高橋純平投手=現福岡ソフトバンク=からエースの座を継ぎ、大会前に「夏に輝け」と激励する言葉を贈られた。だが、甘く入った直球を長良打線に痛打され、5回が終わり1点差をつけられ交代。チームはその後、犠打と走塁を絡めた長良の攻撃に失点を許した。
(2016年7月24日付 朝日新聞デジタルより引用)
24日、準々決勝2試合があり4強が決まった。
各球場の第1試合では、長良が県岐阜商に4−2で勝利しベスト4に一番乗り。大垣日大は関商工を7−3で下した。続く第2試合では、市岐阜商が美濃加茂を4−1下し、中京は岐阜各務野を8−1の7回コールドで制した。
長良、市岐阜商、大垣日大、中京の4校が駒を進めた準決勝の組み合わせは、明日25日の抽選会で決定する。
(2016年7月24日 事務局)
24日、長良高校の準々決勝は、長良川球場で県岐阜商と対戦し、4−2で勝利した。
長良高校は、手堅い攻撃で2回に先制点を取り、同点にされた6回裏に追加点を奪い1点勝ち越した。そして8回裏にはスキのない攻撃をからめ、だめ押しの2点を追加した。守備では失策0の守りで県岐阜商に一度もリードをゆるすことなく、安定した戦いぶりをみせた。高校名 | 1回 | 2回 | 3回 | 4回 | 5回 | 6回 | 7回 | 8回 | 9回 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
県岐阜商 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 2 |
長良 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 2 | X | 4 |
(2016年7月24日 事務局)
第98回全国高校野球選手権岐阜大会4回戦は、23日、岐阜市の長良川球場など3球場で計8試合が行われベスト8が決まった。シード校が順当に駒を進める中、Dゾーンでは岐阜各務野が第2シードの大垣商を7回コールドの7−0で下し、昨年に続き8強に勝ち上がった。準々決勝では、長良、県岐阜商、美濃加茂、市岐阜商、大垣日大、関商工、中京、岐阜各務野の8校がベスト4を懸けて戦う。
大会第7日目の24日は、準々決勝の4試合を予定している。長良川球場では、長良-県岐阜商、中京-岐阜各務野の2試合、大垣北公園野球場では、大垣日大ー関商工、美濃加茂ー市岐阜商の2試合が行われる。
(2016年7月23日 事務局)
長良高校の4回戦は、23日、大野レインボースタジアムで岐阜東高校と対戦し、6−3で勝利した。
高校名 | 1回 | 2回 | 3回 | 4回 | 5回 | 6回 | 7回 | 8回 | 9回 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
岐阜東 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 3 |
長良 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 5 | 0 | 0 | X | 6 |
次の準々決勝では県岐阜商と対戦することが決まった。24日(日)、長良川球場の第1試合10:00に試合開始。
(2016年7月23日 事務局)
第98回全国高校野球選手権岐阜大会第6日は23日、長良川球場など3球場で4回戦8試合を行い、ベスト8が出そろう。今大会はシード8校がすべて16強に進み、ここまで大きな波乱はないが、いよいよ大詰めを迎え、甲子園切符を懸けた熱い戦いもますますヒートアップする。
第1シードは大会突入後、攻撃力が加速度的にアップしている県岐阜商が長良川第1試合で岐南工の挑戦を受ける。大垣北では第1シードが相次いで登場。そつのない戦いぶりで白星を重ねる美濃加茂は第1試合で大逆転で3回戦を勝ち上がった多治見工と対戦。2戦連続で圧勝の大垣日大は第2試合でコールドで勝ち上がった関有知と、3回戦で持ち前の猛打が目覚めた中京は第3試合で昨夏王者の岐阜城北とそれぞれ対戦する。
第2シードは長良川第2試合で投手陣が順調な関商工が接戦を制して16強入りした岐山と、同第3試合では投打の歯車がかみ合ってきた大垣商が、11-10の壮絶な乱打戦を制した岐阜各務野と激突する。大野では安定した戦いぶりが光る長良が2年ぶりのベスト8を目指す岐阜東と、左腕松向輝が快調な市岐阜商が延長の激戦を制して勝ち上がった海津明誠と戦う。
(2016年7月23日付 岐阜新聞webより引用)
18日、長良高校は長良川球場で羽島高校と対戦し、12−0の5回コールドで勝った。
高校名 | 1回 | 2回 | 3回 | 4回 | 5回 | 6回 | 7回 | 8回 | 9回 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
羽島 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ||||
長良 | 0 | 0 | 5 | 7 | X | 12 |
次の4回戦は、ベスト8進出に向けての試合。23日(土)大野レインボー球場の第1試合、10:00試合開始。
(2016年7月18日 事務局)
長良高校は、16日、長良川球場で関高校と対戦し勝利した。
長良は初回から初ヒットを放ち、さい先のよいスタートに見えたが、2回裏、関高校に先取点を奪われる。その後も関のピッチャーを攻略することができないまま追加点を与え関にリードされる展開になった。
7回まで1ー3と追いつけない長良は、8回表、ヒットと相手のミスをからめて5点を奪い逆転。9回には2点を加えて逃げ切った。
高校名 | 1回 | 2回 | 3回 | 4回 | 5回 | 6回 | 7回 | 8回 | 9回 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
長良 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 5 | 2 | 8 |
関 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 4 |
次の3回戦は、羽島高校との対戦。18日(土)長良川球場の第1試合、9:00試合開始。
(2016年7月17日 事務局)
9日、岐阜県高校野球連盟による発表があり大会日程が順延となった。対象となるのは9日の開会式から18日に予定していた3回戦までの日程で、それぞれ一日順延となる。
これに伴い、10日に予定していた長良高校の初戦は、球場と開始時間はそのままで16日(土)へ順延になり、長良川球場の第1試合9:00に試合を開始する。
◆順延日程
(2016年7月9日 事務局)
第98回全国高校野球選手権岐阜大会は9日、雨天中止となり、岐阜市の長良川球場で予定されていた開会式と同球場など3球場での1回戦4試合は10日に順延となった。
10日は午前10時から長良川球場で開会式を行い、正午から同球場で大垣西―羽島北、岐山―大垣工の2試合、大垣市北公園野球場で岐阜工―大垣南、各務原市民球場で山県―恵那南の1回戦計4試合を行う。
(2016年7月9日付 岐阜新聞webより引用)
強力な打線を持つ中京が軸になりそうだ。特にプロも注目する今井順之助選手(三年)は県内でも屈指の強打者で、高校での通算本塁打は六十本以上を数える。
同じくシード校で春季県大会で8強の大垣商は、上位打線が好機に強い。小技を絡めた攻撃が得意の麗澤瑞浪は、ミート力のある野々川瑛二選手(三年)がキーマン。
秋季大会でベスト8の岐阜各務野は多彩な攻撃パターンを持つ。また、昨年の優勝校の岐阜城北は機動力を生かし、二〇一四年の大垣日大以来の連覇を狙う。
十四年の準優勝校の岐阜工、投手力のある飛騨高山と各務原西も実力がある。
■恵那南
1年生8人を、松本と成瀬の2年生2人が引っ張る。明るい雰囲気が持ち味だ。松本は投打の要。制球力がよく、チーム一の長打力を誇る。中堅の成瀬は、守備範囲が広い。着実につないで加点し、初戦突破を目指す。
■瑞浪
ベスト8が目標。ムードメーカーの小幡、勝負強い前川、長打力がある山田の主軸の前に好機をつくり、確実に得点したい。投手陣は、主将で左の今井と右の山田が2本柱。守備は成瀬と纐纈の二遊間が安定している。
■大垣商(シード校)
打線はしぶとく出塁にこだわり、得点圏に進めた走者を角田、森の上位打線でかえす。持ち味の守備力と、ラグビーの練習法による走り込みで鍛えた体力、精神力を武器に、1点にこだわって守り勝つ野球を展開する。
■中京(シード校)
大会屈指の長距離砲四番今井を軸に、打線に切れ目がなく、どこからでも得点できるのが強み。守備にも隙がない。投手は、スライダーとカーブが武器のエース小鶴を中心に個性豊かな陣容で、場面に合わせて継投する。
(2016年6月30日付 中日新聞CHUNICHI Webより引用)
投手力の増した秋季王者の大垣日大が一歩リードか。左腕石川隼也投手(二年)が急成長し、三振を多く取れるようになった。一昨年の夏の甲子園に出たチームのレギュラーだった湯口郁実遊撃手(三年)が、攻守にチームをけん引する。
秋季、春季の県大会で連続してベスト8の関商工は地力がある。多彩な投手をそろえ、相手をかわしていく。
積極的な打撃が持ち味の可児は、速球派の右腕と軟投派の左腕もおり総合力が高い。
安定感のある左腕長沢諒投手(三年)を擁する大垣工、昨年の準優勝校の斐太も力があり、波に乗れば手ごわい存在になりそうだ。
■大垣西
打撃のチーム。3年の高木や野原、伊藤、山内ら昨年の夏大会を経験したミート力のある選手らが口火を切って連打し、大量得点で打ち勝つ。守備は肩が強い外野手を中心に、安定感がある。
■羽島北
投手は緩急を生かす立川、左腕河合、制球力のある布施など、それぞれが多彩な持ち味を誇る。二遊間は守りが堅く、外野も守備範囲が広い。攻撃は長打力のある立川、小森を中心に、着実に得点する。
■大垣日大(シード校)
高校生を半世紀も指導してきた名将阪口慶三監督が「近年にない」と絶賛するほど、切れ目のない打線が武器。守備は強肩の捕手山田らのセンターラインが安定。投手は二年生エースの石川らが多彩な投球を見せる。
■関商工(シード校)
状況に合わせたプレーを考えられるチーム。投手陣は、右横手投げの村井や多彩な変化球を持つ左腕前川ら頭数がそろう。攻撃では高出塁率の滝下、パワーヒッター遠藤を中心に、好機をつくれる。目標は甲子園での勝利。
(2016年6月29日付 中日新聞CHUNICHI Webより引用)
混戦が予想されるブロック。春季県大会で準優勝の美濃加茂と、秋季県大会で4強の市岐阜商が突破争いの軸になりそう。
美濃加茂は右腕内田来投手(三年)と左腕池戸昇太投手(二年)の二枚看板が武器。市岐阜商は安定感のある投手陣と分厚い打線の総合力で勝負する。
接戦に強さをみせる大垣北、機動力を生かした攻撃が魅力の土岐商も突破する可能性がある。
俊足が多い益田清風、長打力のある広瀬代河選手(三年)が中軸の加納、地力のある帝京可児は、いずれも初戦に勝って流れに乗ると、手ごわい存在になりそうだ。
■本巣松陽
投手陣の層の厚さが武器で、エース高山は安定した制球が持ち味。中野、高橋は直球がさえ、先発完投できる力がある。攻撃は長打力のある高橋、山田、中野のクリーンアップに期待。8年ぶりの初戦突破を目指す。
■加納
安打を連ねる打撃型のチーム。走塁で揺さぶりを掛け、広瀬代らの中軸がたたみかける。投手は中村を中心に右上、左上、右横とタイプの違う3人の継投で打者の目先を変える。守備の乱れを抑えて上位進出を目指す。
■美濃加茂(シード校)
投手の軸は抜群の制球力で打たせて取る内田。球に切れのある左腕池戸にも完投能力がある。打線は上位の山下、中村翼らに長打力があり、バントやエンドランなど攻撃パターンも豊富。俊足選手が多く切れ目がない。
■市岐阜商(シード校)
投手を中心にした守りで失点を抑え、逃げ切る。投手は右腕徳永と左腕松向の二枚看板で、打たせてとるのが持ち味。守備陣は安定している。伊藤、青木、梅村は安打での出塁、四番河合は本塁打に期待。
(2016年6月28日付 中日新聞CHUNICHI Webより引用)
◆ブロック展望
春季県大会を制覇し、続く東海地区大会では準優勝した県岐阜商が頭一つ抜ける。エース村橋主晟投手(三年)は“県内ナンバーワン”との呼び声がある。打線の中心を担う松田汰一選手(同)や広瀬将選手(同)は、勝負強さが光る。
対抗馬は秋季と春季の県大会で、連続してベスト8の長良か。春夏合わせて四回、甲子園に出場した名門。広瀬啓二投手(三年)を中心に投手陣が充実しており、打線も力を増してきた。
前回大会で8強入りした東濃実は機動力を売りにする。春の甲子園に出場した経験のある岐阜東も打線に地力がある。
■長良(シード校)
秋季、春季ともに8強入り。満を持して優勝を目標に掲げる。一番田宮から積極的に長打を狙い、広角に打ち分ける三番森貴ら打線に隙はない。投手も豊富で本格派右腕の主戦広瀬に軟投派左腕の宮島らが控える。
■関
投手陣はエース玉田と照井、伊佐治の3本柱。玉田は切れのある直球が武器。打撃は俊足の纐纈、兼松が出塁し、四番磯野ら主軸で一気に返すパターン。機動力を生かした攻撃も得意とし、初戦突破を目標に置く。
■土岐紅陵
1勝を目標に掲げる。打線は俊足の長谷川と小技もうまい小金が出塁し、積極的な走塁で相手をかき回して得点を狙う。投手はコースに投げ分ける林を軸に、継投策で逃げ切る。捕手曽根は送球が安定してきた。
■武義
エース林が大黒柱。外角低めに決まる直球に変化球を織り交ぜ、打者を手玉に取る。攻撃は出塁率の高い井藤や俊足の斉藤、小技のある長谷部らが好機を演出。走者を置いて四番平川に回したい。目標はベスト8。
■県岐阜商(シード校)
打線は積極的に打って好機をつくる。投手陣はエース村橋を中心に隙がない。打の中心はミートがうまい松田。広瀬、時田は調子が良い。投手は制球の良い岩井も控える。接戦になると堅い守りが強み。
■岐阜総合
投手の柱は速球が武器の小島。横手投げの宮崎、下手投げの小酒井といったタイプの違う投手がそろう。攻撃では、出塁率の高い馬淵や長屋をいかにかえせるかが鍵。犠打を確実に決め、着実に得点を重ねたい。
(2016年6月27日付 中日新聞CHUNICHI Webより引用)
今春の東海大会準優勝の県岐阜商、昨秋県大会優勝の大垣日大、同準優勝の中京の3校が軸になりそうだ。
県岐阜商はエース村橋が上り調子。打線も松田、広瀬と好打者がおり、今春の県大会で優勝した。大垣日大は石川、伊藤の両投手が成長した。主将湯口は甲子園経験があり、チームを引っ張る。中京は今春の県大会4強で、昨夏3試合連続本塁打の今井が健在だ。
昨夏代表の岐阜城北は毛利、今春県大会で準優勝した美濃加茂は内田、昨夏旋風を起こした斐太は谷と、好投手の活躍で混戦となる可能性も。今春の県大会8強の市岐阜商、長良、大垣商、関商工も目が離せない。(室田賢)
(2016年6月26日付 朝日新聞デジタルより引用)
第98回全国高校野球選手権岐阜大会(朝日新聞社、県高野連主催)の組み合わせ抽選会が25日、関市若草通2丁目のわかくさ・プラザであった。前回より1校多い出場68校の野球部主将がくじを引き、1、2回戦の組み合わせが決まった。7月9日に岐阜市の長良川球場で開幕する。
今春の県大会4強の県岐阜商、美濃加茂、大垣日大、中京、8強の大垣商、関商工、市岐阜商、長良の計8校がシード校になった。緊張感が漂う会場で、市岐阜商の対戦相手に岐阜が決まると、座席に並んだ主将や部長らからこの日一番のどよめきが起きた。
春季東海大会で準優勝した県岐阜商の松田汰一主将(3年)は「どこが相手でも自分たちの野球をして戦い抜きたい」と4年ぶりの夏の甲子園出場をめざす。前々回までの2年連続で岐阜大会の覇者となった大垣日大の湯口郁美主将(3年)も「全校がライバル。気持ちでは絶対負けないし、岐阜県のてっぺんをとるだけ」と意気込んだ。
(2016年6月26日付 朝日新聞デジタルより引用)
甲子園出場を懸けた第98回全国高校野球選手権岐阜大会の組み合わせ抽選会が25日、関市のわかくさプラザで開かれた。大会は岐阜市の長良川球場で7月9日に開会式を行い開幕、県内7球場で9日間にわたり熱戦が繰り広げられ、県代表が決まる。順調に日程が進めば、決勝は同28日に同球場で行われる。
出場校は68校で、今年は県高野連加盟の全校が出そろった。抽選会では、今春の県大会4強の県岐阜商、美濃加茂、大垣日大、中京の4校と、同8強の長良、市岐阜商、関商工、大垣商の4校の主将が、それぞれA~Dゾーンに分かれるように番号札を引いた。その後、各校の主将が予備抽選の番号順に本抽選の番号札を引き、組み合わせが決まった。
主将45人が希望した選手宣誓の抽選は、大垣東主将の成瀬憲伸が当選。最後に、申し合わせ事項や不祥事の根絶を確認した。
(2016年6月26日付 岐阜新聞webより引用)
今年度は、長良高校野球部OB指導者校が増え、全部で以下の10校、計12名が指導している。
◆20代のOB指導者
新たに監督となった恵那南の大林監督(55期OB)をはじめ、武義の河瀬副部長(56期OB)、土岐紅陵の杉原監督(58期OB)、瑞浪の松岡浩太副部長(63期OB)と、20代の若いOB監督・OB指導者が多くなり、いっそうの期待が膨らむ。
◆不思議な巡り合わせ
長良の初戦の相手である関は、今年度から長良に異動になった大江副部長(49期OB)の前任校。昨年まで監督として率いていたチームとの対戦には不思議な縁があるかも。
また、Cゾーンでは、開会式直後の試合で、羽島北の安藤部長(35期OB)と大垣西の小牧監督(36期OB)のOB指導者校同士の対戦となった。昨年度の松岡監督と野村監督の同期OB監督対決と同様、今大会で見逃せない試合のひとつ。
◆親子監督対決の可能性は?
今年度から新卒で瑞浪に赴任した松岡浩太副部長(63期OB)が、今大会では監督として指揮を執ることになった。父である加納の松岡達也監督(33期OB)とはゾーンが違うが、親子監督対決の実現に向けて応援していきたい。
(2016年6月25日 事務局)
6月25日(土曜日)、第98回全国高等学校野球選手権岐阜大会の組合せ抽選が関市の「わかくさ・プラザ」で開かれ、対戦カードが決定した。9日の10時から長良川球場で開会式が始まり、大会開幕試合は大垣西と羽島北が対戦することになった。
長良高校の初戦の相手は関高校に決まり、10日、長良川球場第1試合9時に開始。
(2016年6月25日 事務局)
朝日新聞社と日本高校野球連盟は27日、大阪市内で全国高校野球選手権の運営委員会(委員長=八田英二・日本高野連会長)を開き、今夏の第98回大会を8月7日に開幕することなどを決めた。リオデジャネイロ五輪の開会式が日本時間6日に予定されていることなどに配慮した。
大会には昨夏の97回大会と同じ49校(北海道は北と南、東京は東と西の2校)が出場。兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で、15日間の日程(休養日1日を含む)で開かれる。昨年は実施しなかった代表校による甲子園練習も行う。
組み合わせ抽選会は8月4日午後4時から、大阪市北区のフェスティバルホールで行う。(2016年1月27日付 朝日新聞デジタルより引用)
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